トロッコ問題
こんにちわ
皆さんも一度は聞いた事があると思いますが
今回は、とっさに決断した自分の判断が
他人の運命を変え、自分の運命も変えてしまう
難しい問題です。
よろしくお願いします!
別名「トロリー問題」と呼ばれるこの問題は
イギリスの哲学者
フィリッパ・フット
が考案した思考実験で、雑談に掲載されると
大反響を呼び、一大ブームとなりました。
路線を走っている一台のトロッコが制御不能に
陥ってしまい、このまま進めば向かった先で
作業をしている5人がひき殺されてしまう。
あなたは偶然にもトロッコの走る線路の
分岐切り替えレバーの近くにいる。
レバーを倒してトロッコの線路を切り替えれば
5人の命は助かるが、切り替えた先にも1人の作業員がいる。
5人を助ける為なら1人を犠牲にしても良いだろうか?
あるいはこのままにすべきなのだろうか?
古代ギリシャな哲学者であるカルネアデスも
同じような問題を提起しています。
難波した舟の壊れた船板にしがみついた人
が別のしがみつこうとした人を突き飛ばした
なぜならその人がしがみついていた舟板は
2人がしがみつけば沈んでしまう程度のもの
だったからだ。
彼は生還後、罪には問われなかったが
果たしてそれは正しかったのだろうか?
現代でも「カルネアデスの舟板」
として広く知られる思考実験です。
他にもいろいろなバリエーションがあり、
「5人の重病人を救う為に健康な1人の臓器を
分けてしに至らしめた医師は許されるか?」
「あなたは車に乗っています。前を走るトラックが積みにを落とし左右どちらかに避けなければなりません。しかし、左にはヘルメットをしたバイクが、右にはヘルメットをしていないバイクが走っています。どちらに突っ込みますか?」
など。
人それぞれ考え方は違うだろうし、
国によっても考え方は違ってくるだろうけど
自分だったらとっさにどっちの選択を
するんだろ?って考えてしまいますよね。
まだ、どっちが正しいのか正解は出てないの
ですが、(出ないよね😣)
日本の大人たちが出した答えがあります。
岩国トロッコ問題
山口県岩国市の小学校高学年と中学校2・3年生を対象に、
学校が採用したスクール・カウンセラーが
「多数の犠牲を防ぐ為には1人が死んでも
いいのか」を問う思考実験を資料にした
授業が行われた。
小学校の児童がその授業に不安を訴え、
保護者から指摘が出るに至り、両校の校長が
謝罪した。
世の中の倫理学者や哲学者たちが議論を
続けているこの問題に現代社会が出した答えは
「現場から立ち去る」こと!
トロッコのレバーに触れる行為は、
たとえ大勢の命を救った英雄になれる決断
であっても、1人の遺族には生涯恨まれる。
レバーさえ触らなければ英雄にはなれないが
恨まれる事も避難される事もない
「無関係な人」になれ
そうすれば平穏な日々が続くだろう。
ビジネスでいうトレードオフ
「あちらを立てればこちらが立たず」
だから何も得ようとず、敵をつくらず、
リスク回避する事!
うぅーん、それが答え?
まぁ、そうなっちゃうのだろうけど…😓
なんか後味が悪いですが、
「トロッコ問題」皆さんはどう考えます?